後押しではなく受け止めるうつ病との接し方

頑張っては禁句

頑張っては禁句、励ましがストレスに

今や5人に1人が発症していると言われるうつ病。身近な人がうつ病に悩んでいる場合の接し方について考えてみたいと思います。 まずはうつ病には大きく分けて2つの種類があります。 ひとつは、昔からある定型うつ病で、メランコリー型とも呼ばれています。 二つ目は1980年以降の生まれに多いとされる新型うつ病です。同じうつでもこの二つのタイプでは患者さんに負担をかけない接し方も異なってくるので注意が必要です。 まず、定型うつの患者さんの場合、絶対に言ってはいけないとされているのが、頑張って、という励ましの言葉です。 病気の人に声がけする場合、何気なく使いがちな言葉ですが、定型うつ病の患者さんには大きなプレッシャーを与えてしまいます。 なぜなら真面目で融通がきかない性格のあまり、頑張りすぎて自分を追い込んでしまうからです。 定型うつの患者さんにはとにかく心も体もゆったりとした休息が必要です。

新型うつの患者さんには励ましが必要

逆に新型うつの患者さんへの接し方は適度な励ましが必要です。新型うつの場合、患者さんの多くは病気を正当化し、病からの脱却を諦めてしまいます。 出来ないことをすべて病気のせいにしてしまい、自分は悪くない。病気だから出来ない。どうせ自分は駄目な人間だから何をやっても無駄だ、と、どんどん他人に依存し、またその依存のために自己の存在価値に否定的になってしまいます。 新型うつの患者さんには、出来ることから少しづつやらせて、自分に自信を持って貰うことが大切です。やれば出来る。少しづつ焦らず始めようと、決して感情的にならずに穏やかに見守る接し方が大切です。 定型うつも新型うつも周りの理解が病気からの脱却の大きな力になります。 決して人格否定することなく、病気と戦う患者さんをサポートしていく周りの理解が必要です。